8. 国が保育園でのジェンダ-視点の育児/教育の必要性を訴える 070912

Posted in Updated Gender – Family - Demographic Policy of Swede by on February, 5 at 9:38 pm

スウェーデンでは保育にも国の統一した教育カリクラムがあります。それをLpfö98と呼びます。この中にはジェンダー的視点からの保育事項も記載されています。国はジェンダー関係での保育教育者の更なる再教育が必要であるとみなし地方自治体にこの点での改善を強く要請しました。国はこの目的の為に特別補助金を組み、現在、138のコミュン(市町村)がこの補助金を利用しており、その教育活動も活発化して来ている。(Sdv070912)
参考:スウェーデンでは早くからジェンダーの視点に立った育児方法が研究され試されてきました。そして1998年の教育改革で保育園の管轄が社会省から教育省に移りカリキュラムも施行されました。
保育園は子供をただ預ける場としての役割ではなく、人間形成のための最初のステップの場であり、保育も教育と同等のレベルで行うべきというのが理由です。この教育改革で作られた
Lpfo98と名付けられたカリキュラムには、細かな指導法や育児法などには一切触れていなく、スウェーデンという国が理想とする民主主義国家の構築のためにスウェーデンの国民ひとりひとりが身につけるべき基本的価値観のガイドラインが示されています。その中には自己価値、他人価値、自由、自立、連帯、理解、同情、異国文化理解などの価値観に並んで男女均等も含まれています。この改革で正式には保育園という名称はなくなり就学前学校又はプレスクールとなった(スウェーデン語ではförskola)。(保護者用案内書より)


 

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