13-TE. 2008 年度1/4 1-3月記録的求人レベル維持 080503
統計局のEU基準の月間労働市場状況によると最近の景気後退傾向の見通しにも関わらず依然として就業者数の数が過去と比べて記録的に高いレベルで続いている、と報告している。また、3月までのGNPの成長率は2.2%と予想を上回る結果が出た。
グラフはEU基準の就業率と失業者数の動向グラフ。上のグラフが就業者数、
下の図が失業者数、単位1000名。
グラフの線でアップ・ダウンが激しい月があるのは学生の休暇で短期の職を求めるものが増えるためです。特に夏休み期間は学生の求職が増え、企業側も企業休暇で代用求人が増えます。 SCB.DN-graf
コメント:
EU(UN,OECD)基準失業率と従来の統計方法との主な違い. SW統計局はスウェーデンはILO基準を採用していたが、正式には2007年10月からEU基準を適用。
1)対照年齢 16-65歳→15-74歳(EU基準)
2)学生身分でありながら求職を申請した場合は失業と見なす。このため、ILO基準より約1%弱の失業率の上昇となった。
3)現在の失業率はEU基準で6%である(ILO基準ですと4%強と推算)。これは、一般的に言って低いレベルであります。大きな失業率を占めている年齢層は15―19歳で、その失業率は39%に相当します。 しかし、この失業率が日本や他国と比較して、それほど深刻でない理由として、次の3点があげられます。
①スウェーデンの多くの若者は良い仕事が見つかるまで勉強をして(大学は授業料無し、学期毎の入学や中断が可能、年齢に無関係、入学は比較的容易だが学位取得は困難)、気に入った仕事が見つかると勉強を中断して仕事をする。②多くの若者が海外旅行や海外学習の目的の為に短期の臨時就職をいくつかする。③この年齢層では臨時雇用や実習雇用が多く、転職が多い。
いずれの場合も求職申請をするため失業登録となります。
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